ステーブルコインとは?

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仮想通貨における「ステーブルコイン」というワードを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?ステーブルコインとは簡単に説明すると、価格の安置した仮想通貨の事を言います。本記事では、ステーブルコインの特徴や、種類などについて解説をしていきます。さらに、過去のステーブルコインに関するニュースなども一部抜粋し解説していきます。

ステーブルコインの特徴

ステーブルコインとは、価格の安定した仮想通貨の事を表し、アメリカの$や金などの比較的価格の安定した法定通貨や資産と連動した仮想通貨です。また、価格を安定させるために担保をかけているステーブルコインも存在します。

ステーブルコインに分類される仮想通貨

ステーブルコインには様々な種類が存在するので、1つずつ解説します。

Tether(テザー)USDT

Tether Operations Limited社が発行した仮想通貨であり、TetherはUSドルと連動しているステーブルコインです。数多くあるコインの中でも時価総額ランキング3位を誇るTetherはEthereum規格のERC20トークンとなっています。

Tetherは日本国内の取引所では購入する事は不可能であり、取引するためには海外の取引所を利用する必要があります。

価格がUSドルと連動していることもあり、今後は支払いや通貨としての価値が高まり利用者が増えていくのではないかと考えられています。価格の安定性もあり、スイスのルガーノ市ではTetherを法定通貨に採用しています。ルガーノ市ではTether以外にも、Bitcoin(ビットコイン)とスイスフランと連動するステーブルコインのLVGA Points Token(LVGA)も法定通貨に採用しています。

TrueUSD(TUSD)

TrueUSDはTether同様に、USドルと連動した、ステーブルコインになります。


TrueUSDは複数の信託銀行が運営していることによって、倒産してしまうリスクなどが低く、同じUSドルと連動しているTetherと比べても、安全性が高い仮想通貨とも言えます。

DAI(ダイ)

従来はEthereumを担保にして、1DAIが$1になるように設定されていたステーブルコインです。

新型のDAIに変更されてからは、Ethereum上のトークンを担保に掛けられるようになりました。変更後はETHとBATが担保として扱われていました。

ステーブルコインの種類

ステーブルコインは様々な担保によって価格の安定性が保たれています。
担保は大きく分けると4つ存在します。

法定通貨型ステーブルコイン

法定通貨担保型とは、その名の通り法定通貨を担保とし、仮想通貨の価格を維持しています。ステーブルコインによくみられるタイプのものになります。
今後の法定通貨担保型ステーブルコインは資産の保全と決済手段としての期待値があり、利用者が増えていく可能性があります。
その反面で、発行元の資産不足が発生してしまうと価格の暴落につながる可能性があります。

仮想通貨担保型ステーブルコイン

仮想通貨担保型ステーブルコインは、仮想通貨を担保にして価格を維持しています。
時価総額の変動がある仮想通貨を担保にするのは可能なのか?と考える方も多いのではないでしょうか?価格維持のためには、担保にする仮想通貨はBitcoinやEthereumなど比較的に価格が安定しているものを担保としています。
発行元はステーブルコインよりも担保とする仮想通貨を多く保有する必要があります。理由は、大きく価格が変動した場合に損失が出てしまう可能性が高いからと考えられます。

コモディティー型ステーブルコイン」

コモディティー型ステーブルコインは商品担保型ステーブルコインとも言い、金や原油などの商品を担保にして価格を連動させている仮想通貨です。


国や企業の危機的状況や、大規模な自然災害などの影響を受けることが低く、リスクヘッジ(資産の損失を事前に防ぐ)の方法の1つとして注目を集めています。
注意点としては、価格の維持をするための金の保有量などを発行元がしっかりと確保できているかをかっく人する必要があります。

無担保型ステーブルコイン

無担保型ステーブルコインは、発行元がアルゴリズムを用いて価格を維持しているステーブルコインのことを言います。

方法としては、発行元の独自の仮想通貨の供給量の増減によって価格調整が行われています。
担保となる資産を気にする必要はなく、発行元の独自の仮想通貨の供給量によって価格維持が出来ます。注意点としては、発行元への信頼度が高いかが重要となります。

ステーブルコインの暴落

ステーブルコインは、価格の安定性が特徴的な仮想通貨です。保有している仮想通貨の維持に適していると考えられますが、上述した通りステーブルコインの価格の維持には発行元の資金力や、発行元の保有している仮想通貨の量や、金の保有量が重要になってきます。

ステーブルコインは比較的に価格の安定性が保たれていますが、直近では2022年5月にTerraUSDコインが大暴落しています。

今回の大幅な下落にはいくつか要因となる点があります。CurveからUSTの流動性が削除された点や、USDDがローンチされた点、さらには意図的な攻撃を受けた可能性まであります。

価格は5月9日時点ではドルと連動していましたが、約1週間後には価格は12円台にまで下落しています。

まとめ

今回は、ステーブルコインについて解説をしてきました。最後にステーブルコインの特徴としては、「価格の安定性」、担保に掛けられるのは、「法定通貨」、「仮想通貨」、「コモディティー型(商品担保型)」、「無担保型」の4つに大きく分けられます。

上述した通り、ステーブルコインは発行元による様々な方法で価格が維持されている仮想通貨です。実際に、法定通貨に採用している国も存在するので、今後はさらに多くの場面で活用される可能性も高まるのではないでしょうか?

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