暴落した後の、STEPNは?Move to earnって?

その他

一日数分、歩くだけで稼げると話題になったSTEPN。STEPN女子といったワードが生まれたり、デジタルスニーカーの販売で一日数十万稼ぎだす猛者も現れました。バブル状態だったSTEPNについて、解説していきます。

この記事でわかわかること
  1. Move to earnとは
  2. STEPNが人気になった理由
  3. STEPNバブルについて
  4. STEPNの今後に

STEPNとは何だろう?

STEPN公式より

Move to earnで話題に

Move to earnとは、歩いたり走ったりと移動することで稼ぐことを指します。Play to earnは、ゲームをして稼ぐことを指しますが、その言葉にかけて生まれた新しい概念になります。

STEPNは、運動不足を解消し、稼ぐことができるというプロジェクトになります。一日、数分歩くだけで数千円稼げる・中には数十万円も稼げるといったコメントが、SNS上で話題になり、STEPN女子なる言葉も出てきました。

元々運動されていた人たちだけでなく、運動したいけれど、中々できないでいた人たちの始めるきっかけになったSTEPN。現実で歩いたり走ったりすることで、スニーカーレベルと移動距離に応じて独自の仮想通貨である「GST(Green Satoshi Token)」と「GMT(Green Metaverse Token)」を稼ぐことができます。

バブル状態だったSTEPN

デジタルスニーカー(靴)価格の高騰・一日当たり稼げる価格も上昇

STEPNのサービス開始は、2021年12月になります。2022年4月までの4か月間に、ユーザー数を順調に増やすとともに、仮想通貨であるSOLやゲーム内通貨であるGMT・GSTの価値もどんどん上がってきました。

特に、2022年2月頃までに始めたプレイヤーは、先行者としてスニーカーのレベルアップやミント(2足のデジタルスニーカーから新しく一足を作れる)を先に進められたことに加えて、SOL・GMT・GSTや靴の価値が安かったときからスタートできたため初期投資費用を低く抑えてゲームを始めることができました。

先行プレイヤーたちがゲーム開始から1、2ヶ月経ってデジタルスニーカーの性能が上がったり、デジタルスニーカーの数が増えて効率的に稼げることができるようになったときには、SOL・GMT・GSTやデジタルスニーカーの価値が、サービス開始時の数倍になっていたことに加えて、先行者利益を享受して効率よく稼ぐことができていました。

2022年5月6日頃から状況が一変・価格が大幅下落

法定通貨であるドルとほぼ変わらない値動きをすると言われていた「ステーブルコイン(安定した通貨)」のUSTと、それと連動していたLUNAという仮想通貨が大暴落を起こしました。

時価総額4兆円もの規模であっても、破綻に近い状態になってしまったことで、仮想通貨は危険なものというムードが世界中に高まって資産を引き上げ仮想通貨全体のレートが連動して暴落してしまったのです。

持っている靴を全て売って、現金化してゲームから撤退しようとするプレイヤーの急増によりデジタルスニーカーの価格が暴落したり、STEPN内ウォレットからそれぞれの仮想通貨を外部ウォレットに送ることも、たくさんの人たちが行ったため、一時的にシステムがダウンしてしまいました。

バイナンスチェーン側のバブルも崩壊

STEPNのBNB Smart Chain(BSC)側(B国)のことを指します。

BNBチェーンは、暗号資産「BNB」を基軸通貨にしたモード。多くの方がやっているSTEPNは、Solana(ソラナ)チェーン(S国)になります。暗号資産「ソラナ」を基軸通貨としたゲームモードです。

チェーンが別なことから、SNS上では、S国、B国と呼ばれるようになりました。

STEPNのゲーム自体は同じなのですが、売られている靴の価格や使われている通貨、稼げるGSTの価格がSolanaチェーン(S国)と全く違うのです。

5月25日時点で、おおよそ10倍の価格差がありました。BNB側では最初の投資費用が10倍かかりますが、稼げる額も同様の10倍になります。Solana側ではsGSTが報酬としての通貨なのですが、BNB側ではbGSTが報酬としての通貨となります。(チェーンが違うため)

Solana側で毎日歩いて50GST稼いでいた人は日給2万円でしたが、BNB側では、毎日20万円稼げることになります。ですので、BNB側に移行する人が増えました。

生ハム🍈👟⛏🧙‍♀️さんのTwitterより

チェーンが違うとはいえ、同じGSTの価格の乖離が大きいため、BNB側の価格が下落するのでは?とSNS上でも話題になっていましたが、5月26日からの三日間で価格が10分の1まで下がり、更にSTEPNの運営から、中国でのプレー禁止のアナウンスがされ、BNB側のデジタルスニーカーの価格が暴落しました。

中国では、「ミント工場」と呼ばれる、複数のアカウントを使って歩くことなく、ミント(デジタルスニーカを合成して、新たな一足を作成)を行って、多額の利益を得ていたグループが多数存在していたようで、中国でのプレー禁止のアナウンスは、このミント工場グループに大きな打撃を与えたとともに、「靴を今のうちに売って利益を確保しておこう」という動きも、BNB側のデジタルスニーカー価格が暴落した原因の一つです。

これからSTEPN始めるのはどうなの?

デジタルスニーカーの価格も下がったが、初期投資も低くなった

STEPNを開始するにあたり、NFTとして管理されているデジタルスニーカー(靴)を購入する必要があり、その際に、SOL(ソラナ)もしくはBNB(バイナンスコイン)が必要となります。靴の購入費用が初期投資となりますが、この価格が現時点では、おおよそ2万円前後で購入できるのですが、一時期は安い靴でも、おおよそ7万円程していました。原資を回収するまでの時間は、STEPNアプリを起動させ、歩く(走る)頻度によります。

また、靴一足だけですと、一日当たりの稼げる時間に限りがあります。エネルギーと呼ばれるもので、エネルギーが0になってしまうと、回復するまでは稼げない仕組みとなっています。(24時間で100%回復なのですが22時起点で6時間毎に25%回復)一足では、エネルギー量が2までとなっていて、エネルギー量を増やすには、靴を増やしていかなければなりません。

GSTはデジタルスニーカー(靴)のレベルアップや修復、配合などに使うことができるアプリ内の基本的な通貨であるのに対し、GMTはアプリ上位者に配布される運営や開発方針について投票する権利が与えられる「ガバナンストークン」としての通貨になります。運動して稼いだこれらの仮想通貨はアプリ内で使い続けることもできますし、SOLや米ドル連動型ステーブルコイン「USDC(USD Coin)」に交換して、初期投資分を回収していく流れになります。また、ミントをして、そこで新しく出来上がったデジタルスニーカーを売却することも可能です。

下げ相場の今から始めるのは、以前からやられていた方からすると、利益も低いと感じるようですが、大きく利益を得られなくとも、地道に稼げる手段の一つと言えるのではないのでしょうか?

まとめ

一日数分・数十分歩くだけで、数万・数十万円を稼げるといった状態が、異常だったと言えます。運動・健康がメインで、不随してお金も稼げるといったコンセプトのSTEPN。Move to earnもまだまだこれからの分野であるだけに、今後のSTEPNがどうなっていくのか?注目です。

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