一瞬にして暴落してしまった仮想通貨まとめ

その他

仮想通貨は多くの銘柄があり、その価格帯はそれぞれ違いがあります。さらにはプロジェクトの進展状況や、政治経済の影響などによってコインの時価総額は変動し、投資した金額をはるかに上回るリターンを得ることも可能となります。しかしその反面、投資額を大きく下回り損をするリスクもあります。本記事では過去に大きく価格を落とした仮想通貨を一部ご紹介していきます。

6月16日はTITAN記念日?一体理由は?

TITANとは、元々Ironの価格を担保するために使用されていたステーブルコインの役割を担っていました。ステーブルコインは価格変動する仮想通貨市場の中でも一定の価格を維持することが可能とされている仮想通貨であり、実用性が高いとされています。代表的なステーブルコインを挙げると、USDTコインやUSDコイン、BINANCE USDなどがあります。Iron TITANが急激に暴落をしたことによってコインの価値がわずか1日でなくなってしまいました。

では、実際にどれくらい価格が落ちてしまったのかというと、2021年6月16日の14時頃の価格は最高値約7,000円($64.19)となっており、5時間後の19時頃には価格が約3600円($33)に落ち、最高値から半額になってしまったTITANの値動きを見たユーザーは驚き恐怖売りを招いてしまいました。

翌日には価格は最高値から見ると42億分の1まで下がるという大暴落を見せ、これをきっかけに6月16日は仮想通貨に詳しいユーザーから6月16日はTITAN記念日とされています。その後は、暴落前にTITANトークンを保有していたユーザーへの補償としてエアドロップが行われました。

Pancake Bunnyも大きく値下がり

TITANと同じく2021年に暴落した仮想通貨があります。それはPancake Bunnyと呼ばれる仮想通貨です。一体Pancake Bunnyとはどんな仮想通貨なのか?Pancake Bunnyにはイールドアグリゲーターと呼ばれる機能があり、仮想通貨をプールに預け入れることによって自動で複利運用をしてくれる機能のことを表します。基本的には複利運用は自分で行う必要がありますが、Pancake Bunnyは自動で運用してくれるのでユーザーにとってとても便利な機能をもった仮想通貨として、一時期の最高高値は50,000円台までに上がりました。

しかし、そんなPancake Bunnyは5月20日にフラッシュローン攻撃を受けハッキング被害に遭ってしまいました。ハッキングを受けてから価格は下がる一方で、6月27日には2,728円まで価格を落とし、最高値からわずか1ヵ月で20分の1まで値が下がってしまいました。

その後は、運営側が新トークンとなるpBunnyトークンを発行し、保証プールを提供しました。これにより、ハッキング時の価格とハッキング後の保持者への価格差を埋める保証がされました。90日以内にBUNNYの排出量を増やし、ハッキング時までに蓄積された成功報酬を払うとともに、期間終了時には暴落前のトークン保有者はpBUNNYをBUNNYへ交換することが可能と運営は発表しました。

2022年にも大暴落した仮想通貨が?

2022年に大きく値が下がり、仮想通貨ユーザーを驚かせた銘柄があります。それは、Terraコインです。

それはLUNAコインです。
TerraUSDが5月8日から、5月9日に掛けて大きく値を崩し、価格は約130円から103円まで下がりました。5月11日には価格は39.05円まで下落。

これをきっかけに関連銘柄であるLUNAコインにも影響を及ぼし、2022年5月4日に11,213円の価格が付いていたLUNAコインは5月11日には140円にまで価格を落としています。

この時点で価格は80分の1まで下がり、その後も価格が戻ることはなく5月末には0.01465円まで価格を落としています。
Terraの運営側は、この非常事態の対処として、新たなトークンを作成(ハードフォーク)して、LUNAコインをLUNAclassicとし、下落前からトークンを保有していた方へ新LUNAトークンのエアドロップを実施することを発表しました。

また、取引所であるコインベースはTerraUSDについて投資家を誤解させる内容を宣伝したことから、手段による提訴が米カリフォルニアにて行われた。提訴内容によると、コインベースはTerraUSDコインが米ドルやその他の有形資産との裏付けが無かったにも関わらず、他の仮想通貨と比較しリスクが少ないと投資家を誤解させる内容だったとされています。

まとめ

今回は、様々なことがきっかけで暴落した仮想通貨について解説をしてきました。仮想通貨は場合によっては大きなリターンを得ることが出来ますが、時には大きな損失を出してしまう可能も十分にあります。政治や経済、各国の規制などによって時価総額へ影響をもたらすこともありますが、ハッキングやステーブルコインの崩れなどによっても値が大きく動くことがあるのも過去の事例を見ると分かります。常に価格が変動するのが仮想通貨の特徴であり、今回ご紹介したコインの中には、気が付いたらあっという間に価格が落ちてしまったものもあり常時価格を気にしていた方以外は値が下がっていくのに気づかなかったということもあるでしょう。また、仮想通貨は様々な種類が発行されており、運営の情報や、ホワイトペーパーなど仮想通貨のプロジェクトを見極める力も必要とされます。

本記事は投資を推奨するものではなく、過去のニュースからいくつか抜粋して記事としてご紹介させて頂きました。

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