Bitcoin(ビットコイン)の価格が下落!今後の価格の見通しは?

Bitcoin

仮想通貨の代表格でもあるBitcoin(ビットコイン)
長い間時価総額ランキング1位をキープしている仮想通貨であり、仮想通貨に対しあまり知識がない方でも
名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
2022年6月15日時点でのBitcoinの価格は1枚あたり日本円で2,852,085円です
現在、仮想通貨業界は「冬の時期」と表されており、Bitcoinも価格の下落を見せています。
今回のBitcoinの価格下落はいつまで続くのか?これ以上値が落ちることはあるのか?
などの疑問を持つ方は非常に多いと思います。
そこで、本記事では仮想通貨Bitcoinへ影響があった出来事や過去の価格変動、半減期による価格への影響などを解説していきます。

Bitcoin(ビットコイン)の過去のニュース

2011年6月19日 マウントゴックス事件

マウントゴックス社のサーバーが何者かによりハッキングされBitcoin(BTC)が大量流出した。
2011年6月19日、不正侵入者によるハッキング行為により同社で取引されているBitcoinの名目価格が僅か1セントに不当に引き下げられた。。犯人は、マウントゴックスに勤める監査役の感染したコンピュータから入手した証明書を使いハッキングを行い、大量のビットコインを手に入れた。また、任意の価格で大規模な注文をこしらえ名目上の価格で全部売却できる取引ソフトウェアを使っていたという。しかし数分以内に価格は正当なユーザー取引の価値に合うように訂正された。この取引の影響額は875万ドル以上相当に及んだ。この時のBitcoinの価格は約1,400円で取引されていましたが、マウントゴックス社がハッキング被害に遭ったことをきっかけに、価格は低下し300円台まで下がりました。

2017年 米国で先物取引開始とバブル

・Bitcoinが急上昇
改正資金決済法という法改正により、Bitcoinが法律で定義され、仮想通貨に対しての法整備が少しづつ整い始めます。また、ビックカメラでBitcoin決済が行われたり、仮想通貨業者がCMを放送を行ったりなど大手企業や、機関投資家の仮想通貨業界への参入などもあり、Bitcoinを始めとする仮想通貨が全体的に価格の高騰を見せた年でもありました。

・ハードフォークが成功
2017年8月1日にハードフォークが行われ、Bitcoin Cash(ビットコイン キャッシュ)が誕生。
Bitcoinと同じ数のBitcoin Cashが生成され、Bitcoinの保有者に無償で配布されました。

2017年1月には約116,000円で取引されていたBitcoinの価格は、年末には1BTC200万円を超える価格高騰を見せています。

2018年 コインチェック事件

2018年1月26日に日本国内の仮想通貨取引所Coincheck(コインチェック)から仮想通貨のXEM(ネム)がハッキングされて盗まれる事件が発生しました。
コインチェックが保持している暗号資産から「XEM」ネム建ての顧客資産がクラッキングにより取引所から外部に送金され、さらに、別口座に移転されほぼ100%のXEM(ネム)が流出する事態が起こり、5億2300枚XEM(ネム)、検知時のレート換算で約580億円が不正に流出し多くのユーザーの混乱を招く大事件となりました。事件発生翌日に補償についての報告があり、1XEM=88.549円で計算し、自社の資本で3月12日にCoincheckのウォレット内に返金が行われました。Coincheck事件当日のBitcoinは1BTC約1,225,000万円でしたが、一時的に下がり10日後の2月5日には、約765,000円と半分近くまで価格が下がる結果となっています。

2018年 仮想通貨に対する規制が強化

Coincheck事件があった2018年の年に、仮想通貨への規制が強化したことも価格への大きな影響を及ぼしています。1月にはFacebook社が仮想通貨の広告を掲載することを禁止し、3月にはGoogle社とTwitter社が仮想通貨関連の広告記載を禁止しました。

これにより、2017年末には1BTC200万円を超えを見せたBitcoinバブルは崩壊し、2018年末には1BTC412,973万円まで価格が下落しています。

2021年 ETF承認と1BTC760万円を超える高騰

ETF(Exchange Trade Fund)=上場投資信託
ただの投資信託ではなく、上場しているので株式投資のようなイメージで投資を行うことが出来ます。

一般投資信託と上場投資信託の違い

購入方法
ETF→リアルタイムで変動
一般の投資信託→1日1回変動

売却方法
ETF→証券口座などから注文し、証券会社が買い注文を取り次ぐ
一般の投資信託→証券会社などを通じて運用会社に解約を申し出る。もしくは販売会社に買い取ってもらう。

売却時期
ETF→市場が開いていればいつでも売却できる
一般の投資信託→種類によって異なるが、一定期間解約できないものもあれば、販売会社を通じれば解約できるものもある。

Bitcoin ETFが期待される理由はETFにすることによってよりBitcoinの扱いが便利になるという点です。ETFにすることによって手軽に分散投資できたり、取引所でリアルタイムに売買を行えるというメリットもあります。ただETFの審査は非常に厳しく米国の証券取引委員会は、Bitcoinなどの仮想通貨に対してこれまでは何度もETFの申請を却下してきました。

Bitcoin ETFが承認されている国
・アメリカ・カナダ・バミューダ

ETFのメリット

税金面でのメリットが大きい

現在仮想通貨で得た利益は雑所得に分類されており、利益に対して最大で45%もの税金がかかってしまいます。
しかし、今回Bitcoin ETFが金融商品として上昇したことで、株式や債券などと同じく約20%の税率になります。
税金が高くて仮想通貨への投資を見送っていた投資家は、Bitcoin ETFが上場されたことで、投資しやすい環境になりました。

流動性が高く売買がしやすい

証券取引所では仮想通貨取引所よりも流動性が高く売買しやすいメリットがあります。
希望価格で売買を行うには、高い流動性が必要になり、流動性が低いとマーケットインパクトを引き起こしくなる原因にもなります。
仮想通貨取引所は流動性が低く、希望価格や数量で取引が成立しないことが問題視されています。
しかし、今回Bitcoin ETFが上場したことによって、流動性の高い売買を行えるようになります。
Bitcoin ETFにより、資金が豊富で高額な売買を行いたい方は、思うような取引をすることが可能になります。

自分で資産を保管する必要がない

Bitcoin ETFは価格に連動する金融商品を購入している形になるので、Bitcoinの現物を保有しているわけではありません。
他の金融商品と同じように自分で資産を保管する必要がなく、管理手数料は少額ではありますが発生し、いつでも売買できるメリットがあります。

2021年10月にアメリカで初めてBitcoin(先物)連動型のETFが上場

2021年2月にはカナダの資産運用会社「パーパス・インベストメンツ」が世界で初めてBitcoin ETFを承認して、その後バミューダ証券取引所でも承認されました。
今回大きな話題となったアメリカでの上場は、2021年10月19日にアメリカ大手のプロシェアーズ社のBitcoin ETFがニューヨーク取引所のArcaに上場しました。

この年Bitcoinの価格は大きく高騰し、2021年1月初めは3,032,586万円だったBitcoinは、同年11月8日には1BTC7,667,348万円の過去最高値を付けています。

2022年 Bitcoinの値動きに関する出来事

2022年のBitcoinに関係する出来事を振り返ると、中国で仮想通貨の取引とマイニングが禁止され、米連邦準備理事会(FRB)や、ロシアの中央銀行が国内のBitcoinマイニングを禁止した出来事などが挙げられます。さらにはウクライナ情勢やCelsius Networkの顧客資金の出勤停止などがあり、Bitcoinは2021年の最高値1BTC7,796,825万円から6月15日時点では2,852,085万円となっています。

しかし、悪いニュースばかりではなく、Bitcoinがエルサルバドルの法定通貨に採用、大型アップグレードTaproot(タップルート)の実施などの出来事もあります。アップグレードによって機能性の向上と取引スピードの向上、手数料の低価格化などが実現されます。

Bitcoin(ビットコイン)の半減期

Bitcoinは4年毎に半減期を迎えます。半減期を迎えるたびにBitcoinの流通枚数は減り、Bitcoinの需要が高まります。過去にあった半減期とその詳細について解説します。

2012年11月28日 第1回目の半減期

半減期前はブロックあたり50BTCとなり、半減期後のブロックは25BTCとなっています。
半減日の価格は、約1,000円となり翌年の2013年の10月には1BTC約15,000円となり10倍以上の高騰を見せています。

2016年7月9日 2回目の半減期

半減期前のブロックは25BTC。半減期後のブロックは12.5BTCとなっています。
半減日である7月9日の価格は65,441円(当時は約$650)となり2016年末には114,651円(当時は$1000)を超える高騰を見せ、価格は倍近くまで上昇しています。

Bitcoinネットワークは420,000ブロックに到達。
価格は数ヵ月の間$500→$1,000間で変動し、最終的には2017年12月には$20,000に上昇しました。

2020年5月11日 3回目の半減期

半減期前のブロックは12.5BTCとなり、半減期後のブロックは6.25BTCとなります。
半減日の価格は約$9000(約931,000円)となり、2020年末には約$30,000(約3,000,000円)を超え、半減期の日から3倍以上の高騰を見せています。

2024年 4回目の半減期

半減期前のブロックは6.25BTCとなり、半減期後のブロックは3.125BTCとなります。過去3度の半減期があった年のチャートを見ると、半減期後のBitcoinの価格は大きく高騰しているのがわかります。2022年6月現在のBitcoinの価格は1BTC$22,352(日本円で約3,003,500円)となっています。4回目の半減期まで2年弱となり、今後のBitcoinの価格はどのように変動していくのか注目です。

まとめ

仮想通貨Bitcoinの過去の価格や出来事について解説をしてきました。仮想通貨市場は様々な政治、経済の影響を受けては価格の変動を起こします。2022年6月現在の仮想通貨市場は厳しい状況が続いていると言われていますが、過去の事例を見ても価格の下落は必ず起こるものであり、Bitcoinは半減期を迎えた後には大幅な価格上昇を見せています。次回の半減期は約2年後となっており、今後の価格を長期目線で考えると現在のBitcoinの価格下落は必然的なのかもしれません。

※本記はBitcoinへの投資を促すものではなく過去の価格変動とNEWSを基に作成しています。投資はあくまで自己責任であり、無理のない範囲で行ってください。

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