仮想通貨ADA(エイダ)とは?

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 ADA(エイダ)とは一体何なのか?仮想通貨に詳しい方ならどんなコインなのかご存じの方も多いと思います。本記事では、時価総額ランキング上位のADA(エイダ)コインの特徴と今後の見通しについて解説していきます。

ADA(エイダ)とは?

仮想通貨ADAは、プラットフォーム名Cardano(カルダノ)で使用するコインのことを表します。

プロジェクト名の由来は、Cardanoは中世の数学者である「ジェロラモ・カルダーノ」から、トークン名のADAは、詩人バイロンの娘で数学者の「エイダ・ラブレス」から来ています。

Cardano財団やIOHK、Emurgo(エマーゴ)といった組織によって運営されているプロジェクトとなり、創設者は元々Ethereum(イーサリアム)の共同開発に携わっていた数学者であるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏が関わっている。

開発当初は、オンラインカジノプラットフォームとして開発、運用されていました。オンラインカジノでCardanoのプラットフォームを利用することによって、既存のプラットフォームにカジノの運営が不正なコードなどを入力し、利用者に対して不正をもたらす行為を無くす目的で運用されていました。

コンセンサスアルゴリズム

コンセンサスアルゴリズムとは、日本語訳で「合意方法」の事を表します。仮想通貨におけるコンセンサスアルゴリズムは「PoW」と「PoS」が存在します。「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」とはブロックチェーン上に新しいブロックを追加するためにマイナーが高性能のコンピューターを用いて、計算式を解く(マイニング)ことを表します。

「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」とは、PoWとは違い、高性能のコンピューターを用いることなく、ブロックチェーン上に新しいブロックを追加することが出来ます。条件としては、仮想通貨の保有量が関係し、保有量が多ければ多いほど承認の割り当てられる確率が高まる仕組みのことを言います。

有名な仮想通貨であるBitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)はコンセンサスアルゴリズムがPoWとなっています。ADA(エイダ)のコンセンサスアルゴリズムはPoSの一種であるOUROBOROS(ウロボロス)を採用。これにより、電力の消費を抑えられ、手数料を抑えられ、手数料も比較的安価に抑えることが可能となりました。

スマートコントラクト機能

ADAはスマートコントラクト機能を追加するためのPlutus(プルータス)プラットフォームを実装することを発表し一躍話題となりました。

スマートコントラクトとは、時価総額2位となる仮想通貨Ethereum(イーサリアム)が代表例であり、契約履行管理の自動化を可能にしたシステムのことを言います。事前に取引の定義や取引価格をプログラムしておくことによって、イベントの発生→契約の執行→決済の順で自動的に取引を進めるシステムのことを言います。

ADAの価格動向

開発当時は、プレセールが長期間に亘って行われたことや、最低購入金額が高額、開発の遅延などが原因で時価総額が比較的低い期間が続きました。仮想通貨バブルの時には価格が2円台から約125円にまで高騰しました。第一次の仮想通貨バブルの後は価格が再び価格が1桁台の期間が続きましたが、2021年の仮想通貨バブルには日本国内の取引所にADAが上場したことと重なり、価格が再び高騰し最高値は300円台にまで上昇しました。

ADAの将来性

スマートコントラクト実装済み

仮想通貨の拡張性を持つために必要なスマートコントラクト機能を実装している点は将来性が高いとされています。しかし課題とされる点として、いかにスマートコントラクト機能を使って作り上げられたDappsがあるかが重要になります。スマートコントラクトの代表格であるEthereumの場合、Uniswap(ユニスワップ)、Sushiswap(スシスワップ)、CRV(カーブ)、Compuund(コンパウンド)などの有名なDappsを抱えています。

日本国内取引所に上場済み

ADAは日本国内の仮想通貨取引所であるBIT POINTに上場しています。ほとんどの仮想通貨プロジェクトは日本国外で始まるものが多く、Roadmapなどは英語で書かれていることが多いです。しかしADAの公式サイトは日本語訳が可能となっており、その点でも日本人ユーザーに注目を集めるポイントの1つとしても挙げられます。

大型アップグレードを控えている

2022年6月29日に大型アップグレードを控えており、次期ハードフォークであるvasil(バシル)が予定されています。今回のアップグレードでは、カルダノブロックチェーンのネットワーク処理性能の大幅な更新トdapp開発者向けのPlutus(プルータス)スマートコントラクト言語の改善、ノード間でのブロック伝送時の遅延の削減が期待されています。さらに、今回のアップグレードではブロックサイズが大幅に拡張する予定であり、これによってブロック毎により多くのデータを保管することが出来るようになります。ADAの大幅アップグレードは2021年9月に実装されたAlonzo(アロンゾ)以来となり、前回のアップグレードによってカルダノメインネットワークにスマートコントラクト機能が追加され、Defi(ディーファイ)やNFTの開発と提供が可能となりました。

まとめ

今回の記事では仮想通貨ADA(エイダ)について解説をしました。改めてADAの特徴として「創設者がEthereumの元共同開発者」、「コンセンサスアルゴリズムがPoS」、「スマートコントラクト機能が実装済み」、「日本国内の取引所に上場済み」、「大型アップグレードが予定されている」などの点が挙げられます。

長い間スキャムコインと疑われてきたADAコインですが、今では時価総額上位にランクインを果たし、Ethereumキラーとも呼ばれるコインに成長を果たしています。2022年6月29日に大型アップグレードを控えており、今後もさらに仮想通貨ホルダーの注目を集めることに違いありません。

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